転職活動は「タイミング」がなかなか難しい
転職したいと思ったらすぐ辞めるのが正解？
今の仕事を辞めたい！と感じた時、転職することを大前提とするなら辞めるのは早い方が良いのか、それとも転職先が決まってから辞めるほうが良いのか？
結論から言うと、どちらにもメリット・デメリットがあるため一概に「こっちが正解」とは言い切れません。
【仕事を辞めてから転職する際の主なメリット】
・転職先選びや面接、応募書類の作成など、時間的な余裕をある程度確保しやすい
【仕事をしながら転職先を確保する際のの主なメリット】
・転職先が決まってから仕事を辞めるので、金銭的にも精神的にも余裕を持てる
それぞれのメリットとなっている部分は、逆の立場になるとそのままデメリットになりえる部分です。
つまり、現状の金銭的な余裕や時間的な配分に応じて、「辞めるタイミング」や「転職のタイミング」を決めるのが賢い考え方だと言えるでしょう。
ただし、仕事を辞めた後に転職する場合は、失業手当などの補助的な収入を見込める場合も多いため、必要に応じて活用することで経済的な余裕を確保していくのも一つの手です。
【退職後に仕事を探す際のポイント・注意点】
・失業手当が受給されるまでの生活費を計算し、確保しておく
・退職後は早めに保険や年金の手続きを行わない
・金銭的に厳しくなり、転職先を妥協して決めることの無いよう、経済面にはある程度余裕を持たせておく
転職活動を始める平均的な時期は？
転職そのものの経験がなかったり少ない場合、「転職活動にどの程度の時間が必要なのか？」「周りのみんなはいつごろから始めているか？」など、転職活動に関する時期的な疑問を抱くことも多いでしょう。
そこで、転職にかかる時間や必要な手続きなどについて、目安のデータをまとめました。
【転職にかかる時間や手続きまとめ】
・転職にかかる時間はおおむね3か月前後と考えている人が多い
・情報収集や応募に1か月、面接対応に1か月、転職先決定後の引継ぎに1か月の計3か月
もちろんこのデータに関しては、「仕事を続けながら転職活動を行う場合」のものです。
退職後に転職活動を行う場合、「引継ぎ作業」等を割愛できるため、転職にかかる時間や手間は大幅にカットされると考えてください。
参考までに転職活動に必要なステップを以下にまとめましたので、確認しておきましょう。
①求人情報の検索・収集
②応募（必要書類の作成等含む）
③面接
④内定
⑤入社
この5つのステップの中で、③以降については応募先企業によって必要とする時間に大きなばらつきがあるため、可能であれば、おおよその期間について事前に確認しておき、スケジュールを組んでおきましょう。
転職先をどう探すべきなのか？求職活動のコツ
転職及び就職活動を行う時、最初に考えるのが「仕事の探し方」です。
・求人誌で探す
・ハローワークで探す
・求人サイトで探す
・転職サイトで探す
一昔前はご存知、ハローワークや求人情報誌で仕事を探す人が多くいましたが、やはり今人気なのは「ネットを活用した求職活動」です。
特に転職の場合、転職に特化した転職サイトの利用が相性的にはベストで、個々の経歴やキャリア、スキル、細かな希望に応じてくれる転職サイトをうまく活用することが、「失敗しない転職」の大きなポイントと言えるでしょう。
好条件の非公開求人や様々な場面で転職活動をサポートしてくれるエージェントの存在など、一般的な求人誌や求人サイトなどにはない独自の強みが転職サイトには備わっていますので、自分が本当に入りたい転職先を見つけたいのであれば、現状選択肢は「転職サイト一本」と言っても過言ではありません。